プログラミングがわからない人の10個の理由とその対処法part2

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前回からの続きになります。

わからない理由その6 プログラミングを動かす環境の作り方がわからない

これは本当に多い。プログラミングを勉強し始めるぞ!という決心をした人を、もっとも挫折に導くのは「環境の作り方がわからない」だ。

そもそも「環境」という言葉自体がわからないのでお手上げである。

プログラミングがわからないどころか、プログラミングを打つための場所が作れないのだ! はじめの一歩目からつまづいている。

ここで挫折すると、プログラミングにはもう戻って来れないだろう。なぜなら、プログラミングの勉強を始める手前の段階で諦めてしまった苦手意識が頭にこびりつくからだ。

対処法:本を買う。それでもダメなら次の本を買う

開発環境の準備は難しい、というのをまず覚えておこう。あなたの責任ではない。これはもう誰でも難しいのだ。

プログラミングの本質を理解していないとできないようなことを、何もわからない始めからやっているわけでそりゃ難しい。

だから、わからないことを当然と思うのが第一歩目だ。そして、そのあと、書籍の購入をオススメする。大抵の入門書には環境構築の方法が書いてある。その通りにやってみることだ。それでもダメだったら、他の入門書を買いに行けばいい。そしてもう一回チャレンジだ。

Webでも検索できる時代だが、本の方がいいだろう。理由は簡単で、本は有料で売っているからだ。

有料で売るとなると人は厳密なチェックをする。内容を精査して、間に校閲も入る。しかしWebでは自分の忘備録的な内容になっていることも多いし、だれかのチェックも入っていない。常識的だと書いた人が思った部分は飛ばしているし、途中で雑になっていたりもする。

初心者にとって、それは挫折の原因になる。

そのため、本を買って、とにかくその順番通りにやっていこう。やっている内容を理解するのは半年後で構わない。

わからない理由7 オブジェクト指向がわからない

プログラミングを勉強するものにとっての挫折ポイントとなるのがオブジェクト指向だ。知らない人はそういうものがあるとだけ思ってくれればいい。

オブジェクト指向はたしかに始めわかりにくい。いろんな概念を持ち出せれて、頭がグラグラするのもとてもよくわかる。

オブジェクト(物)として捉えんだ! 例えば車だ! いろんな種類があって、カーナビとかつけられるだろう? それと一緒だ!

というような説明を受けたところで、わからないものはわからない。

対処法:60%程度の理解で構わない

対処法は簡単だ100%理解しようとしないことだ。はじめは便利さもわからなくていい。

いつか必ず、「オブジェクト指向で書いておけばよかった・・・」「オブジェクト指向でかいてあって、よかった」と思う時が必ず来る。だからはじめから完璧には理解しなくてもいい。

「独立したパーツみたいなものを作っておけば、あとから使い回しできて楽じゃん」くらいに思っておけばいいのだ。100%理解しようとして行き詰まるよりも、60%の理解で進んで、後から戻ってきた方が効率がいい。

わからない理由8 周りの人についていけない

スクールでの授業や新入社員の研修だと多いのだが、周りのついていけなくて困るというと人が沢山いる。自分は周りに比べて遅いから、自分は理解していないに脳が自動変換してしまうのだ。

しかし、実態はそうではない。プログラミングがを理解している云々ではなく、タイピングが遅いから遅れている場合が圧倒的に多い。

プログラミングはコンピュータに命令文を書いているとお伝えした。同じ命令文を書くのに2倍の時間がかかったらどうだろうか? 当然同じ時間で書ける命令文は半分になり、周りに比べて遅れが出てくる。

それは理解とは全く関係がない。ただ単純にアウトプットに時間がかかっているだけだ。

対処法:タイピングをひたすら練習する

だからこそ、タイピングを練習することはとても重要だ。タイピンが速くなるだけで、プログラミングの勉強で他の人に遅れることはなくなる。まずはタイピングの速度を上げることだ。

実際、アルゴリズムのような座学のときにまったく理解ができなかった人でも、プログラミングの勉強に入った瞬間に輝き出す方というのはいる。その理由の多くは、タイピングが得意だから、というそんな理由だったりする。

タイピングの速度を上げる方法は、もう練習しかない。次のサイトを特にお勧めする。

http://typing.lk/というサイトだが、プログラミングの勉強には最適だ。実際のプログラミングのコードでタイピングの練習ができるからだ。

これはいいサイトなので、一度はチャレンジしてみてほしい。

わからない理由その9 エラーが頻発してわけがわからなくなる

プログラミングにエラーはつきものだ。コンピュータが悪いわけではない。大抵の場合、人が悪い。命令文が間違っていたから、コンピュータは「その指示はよくわかりません」という返答をしてくれているだけだ。

2,3個のエラーが見つかって、それを直すだけであれば、それほど心理的な負担はないはずだ。

しかし、実際エラーの種類によっては、なかなか終わらないものもある。

そうなると初心者の方は、プログラミングが嫌になり、苦手意識を持つようになってしまう。「コンピュータに嫌われているんだよね」などというセリフが出てくる。

対処法:聞ける人を探す

まずプログラミングにエラーはつきものだ。どんなベテランエンジニアであってもエラーと戦って、勝たなければプログラムを作ることはできない。だからエラーなんてあって当然だという風に捉えよう。

エラーの大半は、エラー文面をよく読むか、そのエラー文面をGoogleに貼り付けて検索すれば解決する。

しかし、はじめてプログラミングに触った状態で、そうするのはなかなか大変だろう。

だからこそ、聞ける相手を持つことはとて大切だ。知り合いのプログラミングができる人に教えてもらうというのもいいし、スクールのようなものに通って講師がいる環境で勉強するのもいい。

はじめだけでいいから人に聞ける環境を作ると、プログラミングの学習は一気に進む。

プログラミングがわからない理由 その10 飽きる

何事も思い立ったその瞬間は、かなりアグレッシブに勉強できるものだ。しかし、その熱意は続かない。だんだん、だんだん、その熱意の火は弱まっていく。

それは仕方がない。人間というのはそういうものだ。そういう風にできている。だからこそ、必要なのは、とにかく次のいずれかの手段を使ってある程度の技術力まで行くことだ。

方法1 短期間で集中的に

短期間で集中的に勉強するのが一つ目だ。熱意があるうちに進んでしまうということである。とても効果的だし、モチベーション的にもいい。

一ヶ月くらい全力で突っ走る。

方法2 強制力を持たせる

短期間で時間が取れなければ、何かに強制されるようにしよう。

本を買うというのもお勧めで、人間はお金を払うとその分だけ、やる気が出る。反対に無料のものだとやる気を失うという不思議な性質を人間は持っている。

やる気がなくなったら、次の本を1冊買うという風にすると、少しずつ前進できるはずだ。

また、スクールや家庭教師のようなものに頼るのも効率がいい。将来的に仕事にするつもりがあるのであれば、こういった方法を取った方が費用対効果がいい。時間は有限だからだ。

方法は何でもいいが、とにかく自分にプログラミングの勉強を強制しよう。そして、ある程度のところまで行くと知識が染み込み、あなたの力となっているはずだ。次のことも勉強しやすくなる。だんだん、だんだん、楽になっていく。

ぜひそこまでスキルを伸ばしていってほしい。

まとめ

本日は、プログラミングがわからない理由をまとめてみた。

プログラミングがよくわからないというのは、初心者であれば必ず通る道だ。そこを超えることで、はじめてプログラミングの楽しさが見えて来る。

「どこがわからないかわからない」という状態よりも「ここがわからない」と思たらすでに成長だ。勉強をはじめたそのことそのものに誇りを持って、もう一歩先に踏み出してほしい。