美容部員・ビューティーアドバイザーとは?
美容部員という表現を今回の記事では使いますが、求職者のなかでは、ビューティーアドバイザーという表現の方が馴染みはあるという人も多いでしょう。
美容部員の属する業界は化粧品業界であり、最近では男性も美容部員として店頭に立ち、消費者にメイクをしたり化粧品販売をしたりしている方も増えてきました。
しかし、美容部員はどの企業でも離職率が高いということで有名で、平均的な在籍期間は2年程度と言われています。それだけ離職率が高いということは、人の入れ替わりが頻繁にあるということです。
恐らくこの記事を読んでいる求職者のなかにも、同じ境遇である人が多いのではないでしょうか?
ご相談の機会も多いため今回は、美容部員という職種から他の業界や職種へ転職するためにはどうすれば良いのかお伝えしようと思います。
美容部員が辞める理由とは?(転職理由)
体力的に辛い
労働時間が長く、土日休みの企業へ転職したい
基本的に売り場にいるときは立ち仕事のため、体力的にだんだん辛くなってくる人も多いかと思います。
また、サービス業であるので、世間が休む土日や祝日は繁忙期となり、休むのが難しい仕事でしょう。
給与が低い
二つ目の理由は、給与面の不満です。
労働時間も長く、休日も土日は基本的にない上、賃金面ではかなり安いという不満を抱く人は少なくありません。
人間関係
美容部員は女性がメインの職場であり、女性上位の職種性格があります。
女性同士の人間関係がうまくいかずに、同じ美容部員として違う企業に転職するというケースもなかにはあります。
以上の3つの理由から、化粧品が好きだという気持ちだけでは続けることが難しく、現実を知った多くの美容部員が2年以内に転職をしているという背景があります。
美容部員がキャリアアップすることは可能か?
美容部員が転職する事でキャリアアップすることは、可能です。
ただ、条件や背景で状況が変わってきます。
美容部員は技術職と言っても良い職種です。
化粧品という特殊な商品をメイクという技術で消費者の販売意欲を上げることが仕事内容ですので、
美容部員として就職する人の多くはメイクの専門学校を卒業していることが多く、大学卒業者が多い現代では、そう考えると学歴がネックになるケースもあります。
美容販売員であれば商品を紹介し、販売をしている顧客販売営業、店舗系販売員にあたりますので、営業職やPR系の職種にて「ゼネラリスト」「スペシャリスト」へのキャリアップは可能です。
共通する点としては、20代であれば転職活動におけるキャリアの選択肢が広がります。
転職方法は?
美容部員という職種は女性を中心に必要不可欠な職種ですが、労働市場や転職市場では残念ながら底辺に位置する職種の一つです。
ここから少しずつキャリアアップするためには、年齢や将来どんな自分になっていたいのか、今より長く安定的に働ける職種で転職するために、無意味な妥協という選択は捨て、長期的な転職活動を想定してじっくり転職活動をされることをおすすめします。
しかし、転職する際に利用されるサービスが多くあり、正直何を使えば良いのか分からないかと思います。
転職方法は大きく分けると以下5つあります。
転職方法
- ハローワーク
- 求人媒体
- 知人紹介
- 自主応募
- 転職支援サイト
美容部員は労働時間も長く、現職を続けながらの転職活動の場合は、転職活動に割ける時間が少なくなるため対策や準備が満足にできないままSPIや面接に臨んでしまい、お見送りになことも珍しくありません。
求人媒体や自主応募も良いかと思いますが、ご自身で日程調整や面接対策、履歴書・職務経歴書の作成を行わなければなりません。
そういった意味であくまで1つの手段として、転職支援サイトを上手に活用すると良いかと思います。